こんにちは、まめ子です。
子どもの1ヶ月検診のときに「鼠径(ソケイ)ヘルニア」が発覚しました。
「鼠径ヘルニア」について何も知らなかった私は、先生に告げられるまで子どもの変化に気づくことができませんでした。
鼠径ヘルニアの手術を行うかについては、両親の判断に任せるとの話だったので、その当時は「手術はしない」という選択をし、子どもが4歳になったときに手術をお願いしました。
鼠径ヘルニアとは
鼠径ヘルニアは脱腸とも言われています。
本来ならお腹の中におさまっているはずの腸が、腹筋が弱いため、泣いたり踏ん張ったりすると、左右の足の付け根の部分からはみ出してしまう病気です。
めずらしい病気ではなく30人に1人の赤ちゃんにソケイヘルニアを持っていると言われています。
鼠径ヘルニアは、成長して腹筋が強くなると自然に治ることもありますが、腸がはみ出したまま元に戻らない状態(嵌頓(かんとん))を起こす場合があります。
腸が戻らなくなると、子どもは痛みで泣き出します。次第にお腹が張ってくると嘔吐の症状が出て、腸が壊死を起こすこともあるので緊急手術が必要となると言われています。
まめ子
子ども・4歳、鼠径ヘルニアの手術を受ける
「手術は受けない」と決めていましたが、常に子供の体調、鼠径ヘルニアの具合が気になり嵌頓(かんとん)の不安。また、嵌頓を起こしてた場合、子どもは危険な状態になってしまいます。
そうなる前に、手術を受けることが子供のために良いと考え、手術を受けることにました。
鼠径ヘルニアの手術と入院スケジュール
病院によっては、日帰りで手術を受けるところもあるそうですが、子ども通う病院では、「2泊3日」で入院手術を行いました。
1日目 手術前の検査、準備
2日目 手術当日(約40分)
3日目 手術後の診察、退院
担当の先生からは、「難しい手術ではなく、手術だけだと5分程度で終わります。麻酔をかけたり前後の処置のため、手術時間は40分程です」と、説明を受けました。
まめ子
鼠径ヘルニアの手術当日
手術前は夜中の0時から絶飲絶食。
朝起きると「何か食べたい」と、グズるのではないかと心配していましたが、プレイルームで遊びたい気持ちが強かったようで、手術の時間までおもちゃで遊んでいました。
手術の時間になると、私が子どもを抱っこして、手術室の中まで連れていきました。
子供はいつもとは違う様子に不安げな様子。
手術台に寝かされると抵抗してバタバタしましたが、先生方のスムーズな対応で、子どもは麻酔で眠ってしまいました。
私は手術室を離れ、待合室で子どもを待つ事になりました。
鼠径ヘルニア手術が終わって
予定通り手術が終わると、子どもはベッドで運ばれてきました。
すでに麻酔が切れ、子どもはベッドから立ち上がろうとしましたが、お腹の痛みでなかなか立ち上がれずにいました。
まめ子
手術から1時間もしないうちに、子供はプレイルームへ一直線。
本当に今手術受けて来たの?と、思うくらい元気で、周りの大人たちをビックリさせていました。
手術について、担当の先生は
「鼠径ヘルニアの大きさは、予想していた以上に大きいものでした。手術を決断してよかったですね」
と話してくれました。
まめ子
治療の期間はどのくらい?
手術を受けてから1週間後に抜糸がありました。
抜歯は、皮膚から飛び出している糸を「ピッ」と引っ張るだけ。1秒もかからなかったと思います。
子どもも「何が起こったの?」と、いうような様子で傷口を眺めていました。
保育園へ通っていた子供は、手術と術後の療養で8日間お休みしました。
鼠径ヘルニア手術後の傷跡は?
手術した傷口は、3cmくらいのかさぶたができていました。
かさぶたが取れると、手術の傷跡はよく見ないと分からないほど薄くなりました。
さいごに・・・
鼠径ヘルニアは、嵌頓(かんとん)を起こしてしまうのが怖いところです。嵌頓を起こすと子供に苦しい思いをさせてしまいます。
そのため、鼠径ヘルニアだと分かったときに、手術を受けさせてあげるのが良いのではないかな?と思います。
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